株式会社デューン



Q1. 「構造変更」って何ですか?
A1.サスペンションに関してお答えします。
クルマのサスペンションに何らかの改造を施すと、標準車の諸元とは異なる部分が発生します。この時、改造の内容や範囲によっては運輸局や陸運支局へ届け出たり審査を受ける必要が出てきます。その確認のための検査が「構造変更検査」と呼ばれ、それらに附随する手続き全般を総称して「構造変更」といわれています。

Q2.構造変更が必要な改造とは?
A2.運輸省は「改造自動車等の取扱いについて」という通達のなかで、その範囲を以下のように規定しています。
緩衝装置について、次に該当する改造を行うものをいう。
(1) 緩衝装置の種類の変更を行うもの
● 緩衝装置の種類の変更を行うものとは、次のものをいう。
コイル・スプリング⇔リーフ・スプリング⇔トーション・スプリング⇔ウォーキング・ビーム⇔トラニオン⇔エア・サスペンションの変更を行うもの
(2) 緩衝装置の懸架方式(ただしリーフ・スプリングの枚数を増加する変更のものは改造届出を要しないものとする。)の変更を行うもの
● 緩衝装置の懸架方式の変更を行うものとは、次のものをいう。
リーフ・スプリング、ブラケット、シャックル、サスペンション・アーム又はナックル・サポートの変更を行うもの

Q3.[Q2]以外の改造は自由に改造できるのですか?
A3.いいえ、Q2の項目は絶対に構造変更の対象となる改造です。
実際にはこれらの改造以外でも、届けや審査の対象となる改造があります。

Q4.どうしてデュ−ン製品は価格が高いのですか?
A4.サスペンションパーツとは、交換することでクルマのイメージを一新させるファッション効果もありますが、何より重要なのはクルマのあらゆる性能をつかさどる中枢的な機能部品であるということです。そしてきちんと機能する機能部品を開発するには手間と時間がかかります。単に「何インチリフトアップすればいい」とか「何インチのタイヤが履ければいい」というだけの考えでは、機能の向上はおぼつかず、むしろ低下にしかなりません。
自動車メーカーの優秀な開発陣が時間とコストをかけて開発したクルマを、安易に改造したところでノーマル車のバランスをただ落とすことにしかならないことは容易に想像していただけるはずです。
デュ−ンはそのバランス点を崩さずに、より高く設定し直すことに注力し続けています。もちろんそれは運動性能や乗り心地だけでなく、耐久性やクルマへのダメージも考慮されたうえでのことです。
サスペンション開発とは決して片手間で行えるほど易しいものではなく、ひとつの設定変更の良否を多角的に評価しながらノーマル車をはるかに超える完成体に仕上げていくためには、自動車メーカーのサスペンション開発以上に時間とコストがかかってしまいます。
デュ−ンが開発の対象をサスペンションに絞り込み、その機能向上を追求し続ける特化したメーカーであるのも、持てる開発能力のすべてを集中させることでようやく良い製品が完成するからにほかなりません。
もしこのように熟考とテストが繰り返された商品であれば、デュ−ン製品でなくとも高価なものにならざるを得ません。むしろ盛り込まれているその高いスペックを考えると、かなり割安に提供させていただいていると自負できるほどです。
*さらにお知りになりたい方やご質問のある方は、info@dune-jp.comまでお問い合わせください。

Q5.近所の自動車用品店ではデュ−ン製品を扱っていません。どこへ行けば入手できるのですか。
A5.全国のいわゆる「4駆ショップ」で扱っております。乗用車系の用品とは取り扱いのノウハウが異なる場合もあって、このような販売形態をとっております。もしお客様のお近くの4駆ショップがご不明な場合は、info@dune-jp.comまでお問い合わせください。

Q6.ジオラマに組み合わされるショックアブソーバーは純正品がいいのですか?
A6. はい、純正品との組み合わせがベストです。
しばしば、「スプリングとショックは併せて交換しなければいけない」という話を聞きますが、決してそうとは限りません。そのスプリングにもっとも適したショックであればいいのです。
ジオラマの場合はその開発の基準が純正ショックであるために、ショックの交換は不要となります。逆に社外のショックを選ばれますと、ジオラマ本来の性能が発揮されなくなります。これは、ジオラマというサスペンションがあまりに高次元な性能を追いかけたため、非常にタイトな領域でバランスするように設定されているためです。わずかな減衰力特性の違いでも、扱いやすさに大きく影響してくる重要な部分なのです。
しかし、お客様の中には「純正品の性能ではショックとして役不足では・・」という考えの方もいるかも知れません。では、なぜジオラマが純正品を基準としたのか、その理由をお伝えしていきましょう。
まず純正ショックが、装着されている各車に対して果たして役不足なのでしょうか?初めにこの誤解を解いていただきたいのです。
一般的にクロカン4×4のノーマルサスペンションは乗り心地重視のため、ソフトなスプリングとそれを補うハードなショックアブソーバーとが組み合わされています。実はこの設定自体が根本的におかしいのです。何ごとにもバランスがあるように、スプリングとショックアブソーバーにも釣り合いがあります。弱いスプリングには弱いショックが、強いスプリングには強いショックというのが本来あるべき姿です。これによって、どちらかの性能に大きく依存しない状況が整います。
つまりジオラマはノーマル車の持つアンバランスさを正して、純正ショックが持つ強い減衰力を100%生かし切っていることになります。それだけのことでも、きっちり煮詰めてち密に作りあげられた完成品は、まったく別物のクルマヘと変えてしまうことを実感できます。これは純正ショックそのものが最高のショックだという意味ではありません。しかし、それを基準としてデューンの施す完全な開発が行われれば、どんな時でも信頼できる最高のサスペンションになります。
また、純正ショックの良い点はその精度の高さにもあります。通常、社外品のショックは意外なほど製造誤差が大きいものです。当然、ジオラマの製造誤差をはるかに越えるものがほとんどです。またなかには一本一本の個体差(バラつき)そのものまで大きなものがあります。このようなショックをジオラマに組み合わせますと、ジオラマの精度が損なわれるだけです。見た目の改造度と実際の機能向上度は一致しないことの方が多いですね。

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